確定拠出年金とNISAを比較

確定拠出年金とNISAを比較

運用益に税金がかからないという確定拠出年金に似た制度にNISA(少額投資非課税制度)があるのをご存知でしょうか。
運用益が非課税であるという点でこの2つは共通しています。
これだけ聞くとどっちの方がお得なのか?と疑問に思う方もいるでしょう。
しかしながら、制度の内容は似ているといってもこの2つの制度の利用目的は全く異なるものなのです。
この2つがどのように違うのか明らかにしていきます。

当サイトでもNISAと確定拠出年金の基礎知識についてアップしてますのでご覧ください。

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確定拠出年金とNISAでは運用目的が全く違う

まず、確定拠出年金とNISAでは運用目的が全く違います。
確定拠出年金は原則として60歳になるまで引き出すことができません。
つまり、確定拠出年金の運用目的はあくまで老後の為ということです。
老後の為に着実に資産を運用していこうという目的の制度と言えます。

対してNISAは、一度購入したものは5年以内に損益を確定しなくてはいけません。
つまり期間限定であるということです。
NISAを運用する際は、短中長期の運用でちょっとお金を増やし、ライフイベント(住宅ローンの頭金や車の購入など)に備えようという目的で利用されることが多いです。

確定拠出年金とNISAはその運用目的の観点から比較すると全く異なるのです。

確定拠出年金とNISAは年間最大投資額が違う

年間最大投資額にも違いがあります。
確定拠出年金で拠出できる最高額は、年間81.6万円です。
※2018年に制度変更があり月額金額上限が撤廃され、年額上限が設定され月額12倍になると考えられております。

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対してNISAは120万円です。
どちらも株式など、元の金額が高い投資には向いていません(確定拠出年金では株式投資はできない、投資信託は可能)が、投資信託を購入できる金額であるなら、NISAの方に軍杯が上がります。

※2018年から始まる長期投資向けのつみたてNISAの場合は年間40万円、非課税期間20年となります。詳しくはこちら

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確定拠出年金とNISAでは、運用できる投資信託の本数が違う

投資信託に関連して、投資信託の本数でも大きな差があります。
投資信託で資産運用ができる確定拠出年金ですが、投資できる投資信託の本数は40本程度しかないのです。
もともと確定拠出年金が老後のための制度であるという点を考えれば本数が少ないことも納得がいきます。
大きく資産運用に失敗してしまって、老後に受け取れる年金がなくなってしまったら元も子もありません。
その為に、確定拠出年金で投資できる投資信託はかなり選別されたものとなっているのです。

対してNISAでは投資できる投資信託の本数は一般口座とほぼ変わりません。
中には1000種類以上の投資信託を購入できる金融機関もあります。
投資信託を選べる自由度という面でもNISAの方が有利とも言えますが、逆に言えば数多くの銘柄の中から自分にあった最適なものを選ぶ必要があります。どれを買ったら良いのかわからない方にしてみたら不安もあると思いますのでご注意ください。
確定拠出年金の場合、各金融機関で購入出来る商品を絞ってありますので選択肢が少ない分、悩みも少ないとも言えます。

確定拠出年金では金融機関よる投資教育が受けられない

販売会社の相談や推奨に関しても大きな違いがあります。
NISAの場合は、取り扱い金融機関による投資教育が認められています。
例えば、投資信託の組み合わせや個別投資信託に関する相談をすることができるのです。
しかしながら、確定拠出年金の場合はこれができません。
「確定拠出年金はあくまで年金であるので、金融機関による投資信託の営業とは一線を画すべき」という厚生労働省からの命令があるのです。
日本では、相談なしに投資信託を選べる人はまだまだ少ないのが現状です。
これは大きなデメリットと言えます。

NISAにはない確定拠出年金の最大メリット

運用目的は違えども、それ以外でこれだけ聞くと確定拠出年金はNISAより優れた点がないと思う方もいるかもしれません。
実は確定拠出年金はNISAにはない、とても優れたメリットを持っています。
それは掛け金が全て所得から引かれ所得控除になるということです。
このメリットはNISAにはありません。
この所得控除というメリットを享受できるだけでも、確定拠出年金を始める意義は十分にあります。

確定拠出年金とNISAを比較まとめ

確定拠出年金とNISAを比較してみました。いかがだったでしょうか?
しかしながら忘れてはいけないことがあります。
決してどちらが優れているかは比較できないということです。

冒頭でも述べたように
確定拠出年金はあくまで老後の為に長期で着実に資産形成をする年金制度です。
対して、NISAは投資初心者でも比較的始めやすく、短中期での資産形成を狙った制度です。
また、2018年から始まるつみたてNISAは非課税期間が20年と長期投資向けであり確定拠出年金と現行NISAの間に位置するような制度です
その本質は全く違うのです。
お互いの制度のメリットしっかりと理解し、自分の需要に合わせて利用することが大事なのです。

イデコ・つみたてNISAにベストなオススメ証券会社まとめ(2019年度)

2019年からiDeCo(イデコ)、つみたてNISAを始める方に向けにオススメの証券会社をまとめました。
つみたてNISA口座は一度開設すると1年間は金融機関を変更することが出来ません!そこで重要なのが、どの金融機関(証券会社や銀行)選ぶかということです。
よく質問をもらうSBI証券と楽天証券どっちにしたらいいの?にも答えます!