つみたてNISAやiDeCo(イデコ)といった国の制度が整いつつある昨今。いままで投資に慣れ親しんでいない人でも積立投資を行う機会が増えてきています。しかし、最初の障害になるのが口座開設。
どこで口座開設をしたら悩む人も多いものです。
初心者でもつみたて投資がやりやすいネット証券がおすすめですが、どうしておすすめなのかについてご紹介したいと思います。
つみたて投資ができる金融機関について
そもそも、つみたて投資ができる金融機関が多いです。大きく分けると2種類あり、銀行と証券会社となります。銀行と証券会社それぞれに、リアルに店舗がある既存のものと既存店舗を持たないネット銀行・ネット証券があります。
つみたてNISAを開始したいとなった場合、まずは銀行or証券会社にするか、実店舗orネット店舗にするかを検討する余地があります。始める年齢にもよりますが、パソコン上での操作が問題なくできるならば、手数料などが低いネット銀行・ネット証券がおすすめです。さらに、金融商品の充実度などからこれから始める20代30代にはネット証券が適しています。
既存の証券会社とネット証券の違い
現在は、数多くの金融機関でつみたて投資ができるため、銀行や証券会社では新規顧客を開拓するためキャンペーンなども展開しています。既存の証券会社などでは、顧客個人に専門のアドバイザーがつくなどネット証券との違いを明確化するところも出てきています。
既存の証券会社とネット証券の大きな違いの一つが、やはりサービスを利用するときに有人であるか無人であるかです。既存の証券会社であれば、何か取引で困ったことがある時に、店舗に行くと担当者が懇切丁寧に教えてくれたり、具体的な株銘柄やおすすめの投信などを紹介してくれます。
もちろん、家から出られないときには電話やメールでの応対もしてくれるので、ネット証券とは異なる対人販売が魅力です。
その点、取引の手順などについては電話やメールなどで対応してくれるとはいえ、ネット証券では自分で情報収集を行い、自分で銘柄選定をして買い付けから売却まですべて自分で行うしかありません。
しかし、取引手数料などを比べると既存の証券会社よりもネット証券の方が安いです。
特につみたて投資では投信の買い付けが無料のノーロード投信を多数扱うなど金融商品の幅についてもネット証券の方が多いこともあり、それぞれにメリットとデメリットがあるといえます。
ネット証券のメリット
ネット証券のメリットは、担当者などがいない分自分の裁量で投資ができる点にあります。売買手数料も安いので、自分のペースで買い付けができたり売買の頻度を多くすることも可能です。売買取引についてもパソコンやスマホ上で、数秒でできてしまいます。パソコンに慣れている人ならば、ネット証券で困ることはないでしょう。
さらに、ネット証券の良いところは、情報収集する人のためのコラムや企業のIR情報などが得やすい点にあります。動画などの情報も無料で手に入るので経済の勉強もできるのが魅力です。
しかも、つみたて投資をする場合、一度買い付けの設定をしてしまえば、いちいち注文を出さなくても自動で買い付けを行なってくれます。注文設定も簡単なので、誰でもすぐにつみたて投資を開始することができます。
ネット証券の口座開設方法
では、ネット証券の口座開設はどのようにしたら良いか?といえば、一つに証券会社に資料請求をするという手があります。手順について不安があるなら、書類に沿ってやると良いでしょう。
ただ、現在のネット証券はHP上ですべてが完了するようになっています。本人確認書類の提出などもありますが、運転免許証やマイナンバーカードを写真に撮り、HP上にアップロードするだけです。
写真は不鮮明な場合、再提出が求められることがあれば、ピンボケでなければスマホで撮影したものでOKです。必要事項の記載などもパソコン一つあればできるので、資料請求は必ず必要なものではありません。
注意点としては、必要事項の記入と必要書類のアップロード自体は時間がかかりませんが、それらが証券会社での審査を通るまでに若干の時間がかかります。取引を開始するまでに数日かかる可能性があることは理解しておきましょう。
まとめ
ネット証券は、ネット上でほとんどのことが完結します。つみたて投資を始めたいという人にとっても、取引がパソコンやスマホで済むので取り組みやすいのがメリットです。
情報収集などは自力で行う必要がありますが、昨今は優良なコンテンツが存在し、SNSも発達しているので情報にアクセスしやすいです。自分で勉強する気があって、手軽につみたて投資を始めたいということなら、ネット証券での取引が手間なくできるのでおすすめです。