株主優待と株主配当は、うまく使えば、投資利回りの上乗せと捉えることもできます。
株主優待と株主配当をお得にもらうためには、
・欲しい商品や、使いやすい商品がもらえること
・なるべく多くの配当金がもらえること
がポイントです。
今回は、株主優待や株主配当をお得にもらうために、株主優待や株主配当をお得にもらえる銘柄の選び方とおすすめの銘柄をご紹介します。
目次
株主優待や株主配当をお得にもらえる銘柄の選び方
株主優待を商品から探す
株主優待は、「物品」のお礼が多いです。
したがって、自分に無関係なものが送られてくる株式に投資すると、全くお得さを感じませんよね。
そこで、「どんな株主優待がもらえるか」という観点から投資する株を探すこともできます。
それが、こちらのYAHOOJAPANファイナンス
(https://info.finance.yahoo.co.jp/stockholder/)
です。
YAHOOJAPANファイナンスでは、「優待の種類から探す」で
・飲料食品
・ファッション
・日用品、家電
・食事(割引)券
・買い物券、プリペイドカード
・娯楽、芸術
・スポーツ
・交通、旅行
・宿泊
・その他
・オリジナル、限定
の11種類のジャンルからもらいたい株主優待を選ぶことができます。
その他にも、企業名や最低投資金額から、どのような株主優待があるかをチェックすることも可能です。
株主配当の指標を見る
株主配当は、その年の利益によって配分が変わるため、過去の実績や予想どおりにもらえるものではありません。
しかしながら、やはり目安は欲しいです。
日本経済新聞によると、国内の株式指標の予想値(2018年9月28日現在)のうち、配当利回り(※)は
・日経平均 1.83%
・東証1部 1.66%
・東証2部 1.64%
・JASDAQ 1.47%
となっています。
参照データ:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/markets/kabu/japanidx/?n_cid=DSMMAA09
このくらいの割合があれば、良好な配当金と言えそうです。
(※)配当利回り
配当利回りとは、投資した金額に対する配当金の割合で、文字どおり、受け取った配当金にどのくらいの利回りがあるかを見る指標です。
計算式は、1株当たりの配当金÷株価✕100になります。
年1回より2回がいい
株主優待を年2回行う会社もあります。
年2回には、同じ物やサービスを2回送るもの、2回とも送付する内容が異なるものがあります。
送られてくる回数が増えれば、単純に待つ楽しみが増えます。
また、一度に沢山送られて保管に困ることも、年2回の場合は多くないでしょう。
おすすめの株主優待、株主配当がある銘柄は?
お得に株主優待、株主配当をもらうには、
・商品が使いやすい
・配当利回りは1%を超えている
・年2回あればなお良い
が基準になります。
そこで、株主優待、株主配当をお得にもらえる銘柄を、独断で選んでみました。
(あくまで株主優待、株主配当の観点だけで選んでいます。)
企業名 | 株主優待 (全て100株の場合) |
株主優待の利回り | 配当利回り | 最低必要投資額 |
---|---|---|---|---|
はせがわ | 九州特産品 | 3.05% | 1.52% | 4万9,200円 |
ディア・ライフ | クオカード、カタログギフト、旅行ギフト(1,000円相当) | 1.85% | 4.99% | 5万4,100円 |
ヤマダ電機 | 割引券3,000円 | 5.22% | 2.96% | 5万7,500円 |
吉野家ホールディングス | お食事券(3,.000円✕2回) | 3.33% | 1.11% | 18万円 |
タカラレーベン | お米券(1キロ相当) | – | 4.66% | 3万4,300円 |
ダイドーグループホールディングス | 飲み物詰め合わせなど自社製品(3,000円相当✕年2回) | 1.05% | 1.05% | 56万9,000円 |
・はせがわ
九州創業の、老舗の仏壇店です。
100株で1,500円相当の九州の特産品がもらえます。
最低必要投資額が5万円以下なのも嬉しいポイントです。
・ディア・ライフ
マンションや商業ビルなどの販売を行う不動産業です。
株主優待は、クオカード、カタログギフト、旅行ギフトと、どれをもらっても困りません。100株で1,000円相当、1,000株で3,000円相当、5,000株で10,000円相当となります。
配当金が高い点も魅力的です。
・ヤマダ電機
全国展開の家電量販店です。
株主優待は割引券で、500枚✕6枚=3,000円になります。
3月と9月の年2回で、3月が2枚、9月が4枚ともらえる枚数が異なります。
100株で割引券3,000円分、あとは500株、1,000株、10,000株で枚数が増えていきます。
また、ヤマダ電機の株式を継続して2年以上保有すると100株で3月にもらえる枚数が4枚になります。
・吉野家ホールディングス
全国展開の牛丼チェーン店です。
株主優待は、吉野家で使えるお食事券で、100株で10枚(3,000円分)、1,000株で20枚(6,000円)、2,000株で40枚(12,000円)がそれぞれ年2回受け取れます。
どこでも手軽に使えることがおすすめポイントです。
・タカラレーベン
分譲マンションの販売などを行う会社です。
株主優待の、「おこめ券」とは、お米と交換もできますし、イオンやマックスバリューなどのスーパーでもお買い物券として使える便利な金券になります。
100株で1キロ相当、500株で3キロ相当、1,000株で5キロ相当となります。
3万円代から株主優待が受けられることと、配当利回りの高さも魅力です。
・ダイドーグループホールディングス
缶コーヒーや自動販売機を販売している会社です。
株主優待は100株で3,000円相当(年2回)のみとなります。
飲み物やゼリーなので、いつもらっても困らないという点からセレクトしました。
大手企業ですので、最低必要額は高いです。
まとめ
株主優待、株主配当をお得にもらう方法について解説しました。
ぜひ、好きな商品をお得に受け取って、株投資を楽しみましょう。